アニメ映画「バケモノの子」監督 細田守さんの映画3作品のキャッチコピーが秀逸

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アニメ映画監督「細田監督」の作品それぞれの世界観を表すキャッチコピーまとめです。


「キミとなら、強くなれる。」 ― バケモノの子

映画「バケモノの子」が絶好調の細田監督の過去3作品、『時をかける少女』、『サマーウォーズ』、『おおかみこどもの雨と雪』の名キャッチコピー、ご堪能ください。

 

『待ってられない未来がある。』-時をかける少女

1965年の原作発表以来、幾度となく実写映像化されてきた「時をかける少女」が、 初めてアニメーション映画として登場!原作は筒井康隆の同名小説『時をかける少女』。 原作の映画化ではなく、原作の約20年後を舞台にした続編。 アニメーション版はこれまでになく、アクティヴで前向きな主人公が初夏の町を、 文字通り駆け抜けていく爽快な青春映画の決定版。

 

『「つながり」こそが、ボクらの武器』 サマーウォーズ

『時をかける少女』の細田守監督が放つ、劇場アニメーションの最新作『サマーウォーズ』。 キャラクターデザイン・貞本義行、脚本・奥寺佐渡子など『時をかける少女』のスタッフが再結集したこの作品は、ふとした事から片田舎の大家族に仲間入りした少年が、突如世界を襲った危機に対して戦いを挑む物語である。

主人公はちょっと弱気で人付き合いも苦手な、17才の理系少年。 高校2年の夏休み、天才的な数学力を持ちながらも内気な性格の小磯健二は、憧れの先輩、夏希にアルバイトを頼まれる。二人が辿りついた先は、長野にある彼女の田舎。そこにいたのは総勢27人の大家族。夏希の曾祖母・栄は、室町時代から続く戦国一家・陣内家の当主であり、一族を束ねる大黒柱だ。 栄の誕生日を祝うために集った、個性豊かな「ご親戚」の面々。そこで健二は突然、夏希から「フィアンセのフリをして」と頼まれてしまう。 栄のためにと強引に頼み込まれ、数日間の滞在をすることになった健二。賑やかな親戚の面々に気圧されながら、必死に「フィアンセ」の大役を果たそうと奮闘するのだった。 そしてその夜、彼の携帯に謎の数字が連なったメールが届く。数学が得意な健二はその解読に夢中になるのだが… 翌朝、世界は大きく一変していた。健二を騙る何者かが、世界を混乱に陥れていたのだ。 「私たち一家でカタをつけるよ!」 栄の号令のもと、健二と夏希、そして陣内家の面々が、一致団結して世界の危機に立ち向かう!

 

『私が好きになった人は、“おおかみおとこ”でした。』 おおかみこどもの雨と雪

大学生の花(宮崎あおい)は、彼(大沢たかお)と出会ってすぐに恋に落ちた。やがて彼が人間の姿で暮らす”おおかみおとこ”だと知ることになったが、花の気持ちが変わることはなかった。 そして一緒に暮らし始めた2人の間に、新たな命が生まれる。雪の日に生まれた姉は≪雪≫、雨の日に生まれた弟は≪雨≫と名づけられた。雪は活発で好奇心旺盛。雨はひ弱で臆病。 一見ごく普通の家族だが、生まれてきた子供たちは、「人間とおおかみ」のふたつの顔を持つ、≪おおかみこども≫だった。そのことを隠しながら、家族4人は都会の片隅でひっそりと暮らし始める。 つつましくも幸せな毎日。しかし永遠に続くと思われた日々は、父である”おおかみおとこ”の死によって突然奪われてしまった――― 取り残された花は、打ちひしがれながらも「2人をちゃんと育てる」と心に誓う。そして子供たちが将来「人間か、おおかみか」どちらでも選べるように、都会の人の目を離れて、 厳しくも豊かな自然に囲まれた田舎町に移り住むことを決意した。そこで花が選んだのは、山奥にある築100年のおんぼろ古民家。おてんばな雪はすぐに気に入ったが、内気な雨は馴染めない。 そんな子供たちを見守りながら、花は廃屋のような家の修繕に取りかかった。その横では雪と雨が、人間とおおかみの姿を自在に変化させながら駆け回る。 花の奮闘によって古民家は少しずつ輝きを取り戻し、3人の新しい生活の場となっていった。

一方で、”おおかみおとこ”が残したわずかな貯金に頼る生活には不安もあった。節約のため、花は自給自足の生活を試みる。移動図書館で自家菜園の本を借りて独学で畑を耕すが、 種苗は実を結ばず枯れていくばかり。失敗を繰り返す花のもとに、里に住む韮崎(菅原文太)という老爺がやって来て、「上手くいかないなら、なぜ聞こうという気持ちがない」と言い放つ。 その訪問を機に、花の家には里の人たちが折々にたずねてくるようになった。畑の野菜も、韮崎の指導のおかげで順調に育ち始める。 人目を避けて引っ越してきたはずが、いつの間にか里の人たちにお世話になっている。花は人の繋がりの不思議さと感謝の気持ちを感じていた。 それぞれの道を歩き出した雪と雨に、選択のときが迫っていた。 「人間として生きるのか」それとも「おおかみとして生きるのか」 そして花にも、決断のときが迫っていた。 2人の≪おおかみこども≫の選択をどのように見守るのか。

 

関連ページ

BIRDYアイビス「バケモノの子」 https://bdy.jp/ibis/books/detail?book=12zd6khu

 

細田守監督のプロフィール

1967年生まれ。富山県中新川郡上市町出身のアニメ監督、アニメーター。金沢美術工芸大学美術工芸学部美術科油絵専攻卒業。別名義で、橋本カツヨ・遡玉洩穂という名前がある。

2005年、劇場版『ONE PIECE THE MOVIE オマツリ男爵と秘密の島』の監督を務め、独立する。独立後、劇場アニメ映画作品「時をかける少女」を監督し、一躍有名になりました。