【当選者発表】本の力キャンペーン 2015年 応募抽選5名様の発表

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2015年10月、11月開催キャンペーンの「【本の力キャンペーン】あなたにとっての「本」とは何か?」が、約300件の応募がありました。ありがとうございます。皆さまの「本の力」、確かに受け取りました!

 

ということで、今回は、応募者全員向けのAmazonギフト券3,000円分、抽選5名様当選者発表です。
※当選者様には、応募されたEメールアドレスに近日中にご連絡します。

 

当選者発表 5名のニックネームと内容↓(優秀賞作品ページはこちら)

 

ビッグリボンさん - 私にとって「本」は、心療内科医です。

数年前、私はうつ病で1年近く休職していました。急性期を過ぎて、かなり症状も改善してきた頃、うつ病に罹りやすい自分の性格や考え方と正面から向き合う必要を感じました。その時、出会った『自信をもてないあなたへ―自分でできる認知行動療法』(メラニーフェネル著 2004年)という本が、私の人生を変えてくれました。

自分の性格や考え方がどのようにしてできあがってきたのか、実際に自分の幼い頃からの体験に当てはめながら読んでいきました。思い出した体験は、その本の勧めに従い、文章にしながら読み進めていきました。すると、次第に自分を客観的に見つめ直すことができるようになっていくのを感じました。最後まで読み終えたとき、書き留めた文章は、A4用紙21枚分になっていました。復職後も、そのとき書き留めた自分の文章を度々読み返しています。うつ病は苦しい体験でしたが、今では、うつ病を経験したからこそ得られた「新しい自分」に喜びを感じながら、毎日を生きています。

 

エニュさん - 私にとって本とは苦しい時に助けてくれた恩人です。

私が十二指腸潰瘍で入院していた時に百田直樹先生の「永遠のゼロ」を読み、小説としての面白さと歴史に対して、深い興味を持てました。

正直なところ病院はとても暇で退屈していたところに、この本を父から渡され読んでみると、まるで頭の中に映画館があるような状態に陥り、寝る間も惜しんで本を読んでいました。退院するころには読書に没頭できる時間が終わってしまい、もう少し入院したいなどと不謹慎な事も考えてしまいました。

 

さらささん - 私にとって「本」は、旅の案内役です。

私が中学生の頃にハリー・ポッター第一巻が発売されました。

次はどうなるの?次は?と、その世界に夢中になっていき、気が付くと一冊読み終えていました。そのことを切っ掛けに、本を沢山読むようになりました。本は私に、知らない世界を案内してくれます。実際の世界も、空想の世界も関係なく、私を旅に連れていってくれます。社会人になった今も、図書館や書店には、しょっちゅう行きますが、まだまだ知らない世界が沢山あるんだと、ワクワクさせられます。

 

さっこさん – 私にとっての本とは生き甲斐です。

新社会人になり、満員電車で通勤する車内で、電車の乗り換えや、乗り過ごしのないよう、一行で読める俳句や短歌の本を読むようになりました。

寺山修司や俵万智などの、俳句や短歌の一句、一首は一行だけれど、そこには広がる無限の世界があり、私はすっかり虜になり、自らも創作するようになりました。それは37歳になった今も続いていて、短歌会や俳句会で日々精進を積んでいます。あの時、電車通勤でなかったら、私は今の豊かな表現の世界にいなかったでしょう。私に生き甲斐と、表現の自由と、生涯の支えを与えてくれた本に感謝しています。

 

恋するウサギさん – 私にとって「本」は、いつもそばにいてくれ、時には私を”ひとり”にしてくれる親友のようなものです

私にとって「本」は、いつもそばにいてくれ、時には私を”ひとり”にしてくれる親友のようなものです 時には私にヒントをくれ、時に笑い、恋の厚さに身を焦がすことを教えてくれる恋人のようでもあります。

現実の親友や恋人にはそれぞれ自分の時間があり、時に彼らだけの時間があること、それは人である以上は避けられませんが、本は私だけの、友人であり親友であり、恋人で。

そばにいて、様々なことを一緒に分かち合うことができる不思議な存在なのです。

小学2年のころにある一冊の本をきっかけに本の世界にのめりこんだ私に、最初はなかなか良い顔を見せなかった本たちも、徐々に私が成長していくにしたがって素晴らしい側面を見せてくれるようになりました。

現実の友人や恋人とはまた違う、一生蕎麦に入れる存在。 私にとってはそんな存在です。

―――

小学生の私が最初にのめりこんだのは江戸川乱歩の怪人21面相シリーズ。 今では発禁物の結構怖いものが小学校の図書館には平然と並べてありました。 怖いもの見たさで探しては読み、探しては読み。 いつの間にか家には図書館の本がたくさん積み上がり両親に怒られました。 でもあの不思議な世界にはたまらない中毒性があったのです。 今でもあの江戸川乱歩の世界を歩きたくなります。 もっとも江戸川といえばコナンの時代なのでしょうが(笑) コナンも大好きです。

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