粉ものの文化が盛んなトルコの料理の中で日本人の舌に合う素朴で懐かしいパンから水餃子などの粉もの、スープなどトルコの食卓に欠かせないレシピをまとめた『トルコのパンと粉ものとスープ』がご紹介。
世界三大料理のひとつに数えられるトルコ料理
トルコのパン・エキメッキは、粉と水分などを練り混ぜて焼くだけという本当に簡単なレシピで誰でも上手に作れます。小麦粉と塩の味だけの平焼きの中東風パンから、どこか懐かしい味のする街角のパンまで。エキメッキは「生活の糧」という意味でもあり、トルコ人にとってなくてはならないものです。
また、パンだけでなくお惣菜をはさんだサンドや、クレープ、ピザの源流ともいわれるピデなどの食事パンもたくさんあります。
トルコの粉もの
トルコは何を隠そう粉もの文化の国。おいしい小麦を使ったさまざまな料理やお菓子があります。その多様性は、粉もの文化の底力からを感じるとともに、トルコが世界三大料理である所以でもあります。小麦を通してバラエティ豊かな味に出会うことができます。
マントゥというトルコ風の水餃子、揚げパイ、揚げ餃子など。
トルコのスープ
トルコにはたくさんの種類のスープがあり、家庭はもちろん、食堂でも定番メニューです。街角では他の店からの出前のスープを、自分の店の前で低い椅子に腰かけて飲んでいる姿もよく見かけます。豆や野菜をつかったものから、肉や内臓をつかったものまであります。日本のみそ汁同様、忙しいひと時をほっと包んでくれます。
書籍情報
トルコのパンと粉ものとスープ
著 者:口尾麻美
仕 様:B5変形判、128ページ
定 価:1,600円+税
配本日:2015年11月5日(木)
ISBN:978-4-416-71566-6
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著者プロフィール
口尾麻美(くちお あさみ)
料理研究家。旅先で出会う異国の食文化が料理のエッセンスにジャンルにとらわれない料理を書籍や雑誌、イベントなどで発信。料理教室を主宰する。著書に『トルコで出会った路地裏レシピ』『旅するリトアニア』(共にグラフィック社)など。