【正解主義からの脱却 → 人生は一冊の本 】本を読む人だけが手にするもの(著者:藤原和博)

BIRDY POWER OF BOOKS

本の可能性を追求する、提示する「本の本」企画、今回は、教育界のさだまさしと呼ばれる藤原和博さんの著書「本を読む人だけが手にするもの」のご紹介とその内容テーマについてご紹介します。

 

 

藤原和博さんの予言 「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会がやってくる とは?

 

正解が多様化した21世紀の成熟社会においては、他人を納得させる「納得解」を紡ぎあげるための「情報編集力」が重要となる。

20世紀成長社会 →21世紀成熟社会

正解がある → 正解がない

みんな一緒 →それぞれ一人一人

「正解」→「納得解」

情報処理力 → 情報編集力

ジグソーパズル型学力  → レゴ型学力

読み書きソロバンの基礎学力 →知識をじつy堺で応用するためのリテラシー

頭の回転の良さ →頭の柔らかさ

パターン認識(短絡的思考) →違う見方もあるかもしれない(複眼思考)

営業マンが勧めたから保険に入る → 自分のリスク等を比較して保険に入る

消費者として生きる →編集者として生きる(人生は一冊の本)

 

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正解主義は「ジグソーパズル型」、修正主義は「レゴ型」と言い換えることができます。僕は、日本は1997年に高度成長期がピークアウトし、1998年から成熟社会に入ったと理解しています。既にキャッチアップの時代を終え、正解がひとつでない社会を迎えました。状況がめまぐるしく変わるいまの時代に求められているのは、明らかにレゴ型でしょう。ピースが少なくても、その組み合わせひとつで宇宙船から家から、文字どおり街全体を作り出すことができるのですから。

出典:http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20120807/319002/

 

本を読む人だけが手にするもの

【内容紹介】

あなたは「なぜ、本を読んだほうがいいのか?」という質問に答えられますか? 「本を読みなさい」とはよく言われますが、その素朴な疑問にきちんと答えられる人は少ないのではないでしょうか。

本書は、東京都の義務教育では初となる民間企業出身の校長を務め、現実社会と教育をリンクさせた「よのなか科」という大人気の授業や、ベストセラーで知られる藤原和博氏が、「人生における読書の効能」について、ひも解いていきます。

【序章】

現代は「本を読む習慣がある人」と「そうでない人」に二分される階層社会になりつつあると警告します。

【第1章】

「読書量と収入の密接な関係」「読書によって身につく、人生で大切な2つの力」など、ズバリ、読書のメリットを答えていきます。

【第2章】

「1冊の本にはどれほどの価値があるのか」「本を読むことは、2つの『みかた』を増やすこと」など、本を読むことの本質に迫っていきます。

【第3章】

「自分の意見をつくり上げるための読書」「読書で人生の鳥瞰図を獲得する」など、人生と読書との関連性がリアルに綴られています。

【第4章】

21世紀の成熟社会に不可欠な「情報編集力」とそれを構成する5つのリテラシー「コミュニケーションする力」「ロジックする力」「シミュレーションする力」「ロールプレイングする力」「プレゼンテーションする力」を、いかに読書で磨いていくかを解説します。

【第5章】

読書嫌いの子も少なくなかった中学校の校長時代の経験なども踏まえ、いかに読書を習慣化させるかを、現実的な側面からポイントを押さえていきます。

巻末では、「ビジネスパーソンに読んでほしい14冊」「学校では教わらない現代史を学ぶ10冊」「小中学生から高校生の子を持つ親に読んでほしい15冊」「子どもといっしょに読みたい11冊」という著者のおすすめ本も紹介します。

 

著者 「藤原和博(ふじはら かずひろ)」さんについて

教育改革実践家。

杉並区立和田中学校・元校長。元リクルート社フェロー。

1955年東京生まれ。1978年東京大学経済学部卒業後、株式会社リクルート入社。

東京営業統括部長、新規事業担当部長などを歴任。 メディアファクトリーの創業も手がける。

1993年よりヨーロッパ駐在、1996年同社フェローとなる。 2003年より5年間、都内では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校の校長を務める。 08 年~11年、橋下大阪府知事ならびに府教委の教育政策特別顧問。14年から佐賀県武雄市特別顧問。 著書は70冊で累計117万部超。『人生の教科書[よのなかのルール]』『人生の教科書[人間関係]』(いずれも、筑摩書房) など人生の教科書シリーズ、『35歳の教科書』(幻冬舎)、『坂の上の坂』(ポプラ社)、 『必ず食える1%の人になる方法』(東洋経済新報社)、『リクルートという奇跡』(文藝春秋)、 『たった一度の人生を変える勉強をしよう』(朝日新聞出版)他多数。 また、『日経ビジネス』で8年間にわたって書評を執筆。講演会が1000回を超える人気講師でもある。

 

藤原和博さん提供の「よのなか」net

よのなかnet

URL:http://www.yononaka.net/