「STORYS.JP」で話題と感動を呼んだ『早稲田出ててもバカはバカ』の紹介です。
第1章:早稲田出てまで、風俗店で働くバカの誕生 (本文より一部抜粋)
「ようこそ、待っていたよ!」
入社初日。満面の笑みで私を出迎えた社長と1時間ほど雑談をした後、 突然、奇異な質問が投げかけられた。 「唐突だけどさ、八百屋と風俗店の商売って、同じようなものだと思わない?」 「はい?」私は同様しながら答えた。「どういう意味でしょうか」 「いや、急だったね。質問を変えよう。あの本、読んだよね。感想は?」
これまた予想外の変化球に動揺し、凡庸な回答しか浮かばなかった。
「なるほど。ちゃんと読んだんだね。いろんなヤツに一方的にあの本を渡してきたけど、 入社する前に読んでくる人間は半分も居ない。でも、今の回答はギリギリ合格点、ってとこかな。 その通り、掃除を侮ってはいけないよ。オレも飲食店をやっているけど、継続して儲かっている店で トイレが汚いところを見たことがない。現場にいるときから、掃除は率先してやってきたよ」
第2章:早大卒のスカウトマン路上キャッチで脚光を浴びる (本文より一部抜粋)
こうして私は憧れのIT企業…ではなく、「IT技術を積極的に採用した(しようと考えているらしい) 風俗店」で働きはじめた。 覚悟はしていたが、ゴトウ社長は私にスタートダッシュを求め、最初から過酷な試練を課してくる。 路上での「源泉営業」–すなわち、路上で女性に声をかけ、キャバクラ、風俗で働くことを 了承させてこい、というのだ。学生時代から女っ気が乏しく、ナンパすらろくにしたことがない男が 路上キャッチで成果を上げるなんて無理がある。 「なぜ自分がこんなことを」というプライドも邪魔をして、葛藤は大きかった。
第3章:クスリ、強姦、ヒモ…風俗の世界に染まっていく自分
第4章:転落の始まり (本文より一部抜粋)
ここまで、裏社会のブラック企業での日々を振り返ってきたが、さらに時間を巻き戻そう。 そもそも、生まれ育った家庭が真っ黒だったのだ。私の転落人生は、ここからすでに 始まっていたのだろう。
「お前は好きで生まれた子じゃない」
母親から何度も突き付けられたこの言葉が、今でも脳裏から離れない。 自分は望まれてこの世に生を受けたわけではない。 小学生の時点でそれを悟らされ、すでに家庭は崩壊していた。
第5章:死に物狂いで、早稲田を目指せ!
第6章:さらば風俗、束の間の充電期間
第7章:カネと高揚感に騙され、不動産業界へ
第8章:震災ですべてを失いかけ、残ったものは
【円山嚆矢 (まるやま・こうし) プロフィール】
早稲田大卒。テレビ番組制作、風俗スカウト、風俗店長、AV女優マネージャー、 不動産業、ヘッドハンター…など、大学卒業後、9年間の間に14職種を経験。 2015年4月に自費出版した電子書籍『早稲田出ててもバカはバカ』が、 Amazon(kindle)ノンフィクション部門で2位を獲得し、話題となる。 本書は、そのリメイク版である。
自分の人生を物語として投稿するサイト「STORYS.JP」で投稿をするや否や、
多くの話題と感動を呼んだ、『早稲田出ててもバカはバカ』。
投稿時より、加筆修正を加えた上で、ついに、書籍化!
【「早稲田出ててもバカはバカ」概要】
●書籍タイトル:「早稲田出ててもバカはバカ」
●著者:円山 嚆矢 (まるやま・こうし)
●発売日・価格:9月30日(水)・1,296円(税込) ※絶賛発売中!
●発行・発売 ぴあ株式会社