『火花』だけじゃない 職業「芸人」のベストセラー小説3作品

人生・ライフ

芸人が書いた「小説」といえば??

今であれば、「ピース」又吉直樹さんの「火花」と答える方が多いのではないでしょうか。
本作品は、芥川賞を受賞し、累計発行部数209万部で話題になっていますね!

 

しかし、皆さん、忘れてませんか?200万部を突破し、映画化、ドラマ化され、話題になったあの本を・・・

 

 

ということで、今回は、そんなお笑い芸人のベストセラーになった小説を3冊をご紹介します。

 

 


 

圧倒的!200万部超えの大ベストセラーといえば「ホームレス中学生」

『ホームレス中学生』は、吉本興業所属のお笑いコンビ「麒麟(きりん)」の田村裕さんによる自叙伝。2007年8月31日に刊行され、突然、ホームレスになった中学生の嘘のような本当のようなちょっと脚色してるでしょ!っていうストーリーに皆が惹きつけられ、大ベストセラーとなりました。

内容(「BOOK」データベースより)

父親の解散宣言で、13歳の僕は突然家を失う。そんな僕の新しい家は公園のウンコ形遊具の中。雨で体を洗い、食べられるものはないか色々試す。そんな中で手を差し伸べてくれるたくさんの人、兄姉、友達。そして改めて考えるお母さんの事、人と関わるという事。いつしか描いた芸人という夢…。大ベストセラーとなった笑って泣ける貧乏自叙伝。

田村 裕

芸人。1979年9月3日大阪府吹田市生まれ。99年に川島明とお笑いコンビ・麒麟を結成。吉本興業所属。大阪NSC20期生。2002年「ABCお笑い新人グランプリ第23回」で優秀新人賞を受賞。また、「M‐1グランプリ」では、01年第1回大会から計5回決勝出場という偉業を成し遂げる。

 

劇団ひとり、「陰日向に咲く」100万部売り上げ

内容(「BOOK」データベースより)

ホームレスを夢見る会社員。売れないアイドルを一途に応援する青年。合コンで知り合った男に遊ばれる女子大生。老婆に詐欺を働く借金まみれのギャンブラー。場末の舞台に立つお笑いコンビ。彼らの陽のあたらない人生に、時にひとすじの光が差す―。不器用に生きる人々をユーモア溢れる筆致で描き、高い評価を獲得した感動の小説デヴュー作。 –このテキストは、文庫版に関連付けられています。 著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

劇団ひとり

1977年千葉県生まれ。父の仕事の関係で幼少期をアラスカで過ごす。1992年デビュー。コンビ「スープレックス」を結成するが2000年解散。ピン芸人として再出発後、総勢十名のキャラクターを演じる一人芝居で注目される。映画「嫌われ松子の一生」やTVドラマ「電車男」等で俳優としても活躍。『陰日向に咲く』が初の著作であり、処女小説となる。

品川ヒロシのヤンキー青春小説「ドロップ」 30万部ベストセラー

内容(「MARC」データベースより)

80年代東京・根性焼き・木刀・バット・鉄パイプ。不良になると決めたから、不良でいよう。お笑いコンビ・品川庄司の品川による、本人自身の青春小説。ただし、だいぶフィクションです。

品川ヒロシ(しながわひろし 本名:品川祐)

1972年4月26日生まれ。東京都大田区出身。 東京吉本総合芸能学院(東京NSC)第1期生。 同期の庄司智春と在学中の1995年に コンビ「品川庄司」を結成。 ボケ・ネタ作り担当。テンポのよい正統派漫才と、 ストーリー性の高いコントで人気を博す。 著書に長編コントブック『POINT』がある。 また、コンビで単独ライブを精力的に行っており、 その多くがDVD作品としてリリースされている。