21世紀に残したい本 ベスト5の1つ(※個人的ランキング)
手塚治虫先生を殿堂入りすると20世紀に生まれて21世紀に残したい作品としては、 「からくりサーカス」「寄生獣」「H2」「海猿」「ツルモク独身寮」「スラム・ダンク」・・・あっ5個こえた・・・
寄生獣は、私が読んだのは中学生のころでした。世代的に20代の方は、もしかしたら、読んでないのかなと思い、推薦。マンガ内にでてくる名言とともにご紹介します。
尊いのは自分の命だけだ。
「寄生獣」は、岩明均さんの作品で、第17回講談社漫画賞(1993年)、第27回星雲賞コミック部門(1996年)受賞しています。
ハリウッド映画にしてほしい、テーマと完成度、そして、ストーリー展開とアクションありです。 主人公がどこにでもいる平凡な高校生というところから、一点、苦悩も中学時代の自分には非常に響きました。※ハリウッド映画計画はあるらしい!!
地球上の誰かがふと思ったのだ・・・生物(みんな)の未来を守らねばと。
最近では、ある程度一定のジャンルになってきた「脱出系SF」マンガ型にあてはまると思います。 「GANTZ」「進撃の巨人」、映画でも宇宙人侵略モノ(「宇宙戦争」)でしょうかね。
圧倒的な「力」>人間という構図の中で、人間は圧倒的な「死」をもたらす存在の前で無力を痛感し、逃げたり、立ち向かったりしていきます。(だいたい、殺されちゃいます><)
寄生獣
「人間とは何か?」
寄生生物を右手に宿した平凡な高校生「シンイチ」(主人公)と奇妙な関係になる右手の「ミギー」。 を中心に、
(1)「人間」の頭に寄生して人間を食べる捕食者=「寄生生物(パラサイト) ・・・生命として本能で行動する純粋な存在 (2)捕食される側の「人間」 ・・・地球を支配する種という奢り・高慢さの側面と愛情や優しさなどのココロの側面の2つを担う (3)その間の存在としての「新一とミギー」 ・・・人間を守るために寄生生物と闘ったり、逆に寄生生物として人間側には・・・
の構図をとっています。
生態ピラミッドの頂点に位置している人間の、その上に捕食者があらわれる。そのとき人間は? が、本作の見どころになります。
『悪魔』というのを本で調べたが・・・一番それに近い生物は、やはり人間だと思うぞ。
あとは、ネタばれになってしまいますが、WIKIPEDIAにまとまってます。
http://ja.wikipedia.org/wiki/寄生獣
寄生獣作者の現在連載中の漫画もおすすめです。 紀元前、後にアレキサンダー大王の書記官となるエウメネスの生涯を描いた歴史大作になっています。
ヒストリエ