戦後70年節目の電子書籍版が話題に!昭和初期に強く生き抜いた女性を描く『親なるもの 断崖』新装版がリリース

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激動の昭和初期に強く生き抜いた女性を描き、電子書籍版が話題沸騰中の『親なるもの 断崖』が新装版として発売されました。

 

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47万ダウンロードの電子版リリースの背景

1991年に初版本が出版された作品を戦後70年の節目である2015年4月に電子書籍として発売。2015年は戦後70年を迎える節目の年ですが、政府の方針やそれに反応する近隣国の行動につながる日本人なら学ぶべき近代日本の史実を漫画を通して学ぶことが出来ます。

 

あらすじ

第一部

昭和2年4月、北の海を渡り、4人の少女が北海道室蘭の幕西遊郭に売られてきた。
松恵16歳。その妹梅11歳。武子13歳。道子11歳。
松恵は着いたその日に客をとらされ、首を吊った。
奈落の底で、少女たちの血を吐くような人生が始まった!!

 

第二部

白無垢姿で遊郭を抜け出したお梅は、母になった。
赤い雪が燃え狂う室蘭の断崖で、祝福されることのない母と子は、つらい修羅の途を歩まねばならなかった。
生きろ!生きてゆけ!!
次の時代を生み出すのは女性だ!!

 

作品紹介

1992年の第21回日本漫画家協会賞優秀賞受賞作品で曽根富美子代表作。
著者にとって縁の深い北海道室蘭市の幕西遊郭(昭和33年まで政府公認で実在)が舞台。
昭和2年から昭和33年にかけての戦前・戦中・戦後、現代日本の基となる激動の時代に翻弄された4人の少女たちの悲しくも壮絶な生き様、当時の社会情勢から現代にも通じる人間の本質にまで踏み込んだ話題作。

 

著者プロフィール

曽根富美子 Sone Fumi

北海道出身。女流作家、油絵・水彩画家(画家としての雅号は北乃咲喜(きたのさき))。
1975年、第8回りぼん新人漫画賞佳作第二席入選。同年冬、りぼんお正月大増刊でデビュー。
1985年に女性誌へ転向。社会派の漫画家としての地位を築いていく。
女性の人権、親子関係、児童虐待、平和を訴える戦争の悲惨さや残酷さ、社会の歪みが弱者に向かう現実を訴える作品をはじめ、深い洞察力で、人間の弱さ、醜さとも向き合う、人間愛にあふれた作品を数多く発表してきた。
1992年、「親なるもの 断崖」で第21回日本漫画家協会賞優秀賞を受賞。

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