たまにはホラー作品を見てドキドキしてみたけど、映画とかは怖いな、と思っている皆さん。
ホラーマンガはいかがでしょうか?
映画と違って自分で読む速さを調整できるマンガは、不意打ちや驚かす演出が映画と比べて効果が薄れ、意外と読みやすいものです。今回はホラー初心者も楽しみやすい、ドキドキするマンガ作品を集めてみました。
いばらの王
奇病克服の希望を未来に託し、コールドスリープを行った主人公たちがモンスターがはびこる古城に目覚めるところから物語は始まり、奇病と迫りくるモンスターから仲間と生還を目指すサバイバルサスペンス。正確にはパニックもののサスペンスなのでホラー要素は少なめ。それでいて、スリルを味わえるのでドキドキしたい人には薦めの作品です。
黒鷺死体宅急便
死体が動くだけで十分怖い、ということをコンセプトに描かれた作品。死体が動くこと以上は基本的になく、短編メインで、ギャグやパロディ、風刺も織り交ぜられ、読みやすい作品。絵は少々グロイので,R-15からR-18くらいの作品ととらえた方がいいかもしれませんが、怖いもの見たさがある人が見るのにちょうどよい、まさに今回テーマにふさわしい作品です。ただし、4巻は最恐と言われるエピソードが含まれてますのでまとめ買いは3巻までにして、気に入れば4巻を見るか、4巻を飛ばして5巻から読んでください。(1~2話完結がメインなので飛ばしても特に問題ないです)4巻の怖さに関しては、初心者向けではないので責任はとれません。
橙は半透明に二度寝する
絵は一見かわいらしいのに、ものすごく不気味でじわじわくるタイプの作品。すらすらと読めるのに不気味で、不意に後味の悪さが訪れる作品。初めて読んだ時はこれほどまでに「奇才」という言葉の似合うマンガ家がいるのだろうかと思った問題作。ちなみにこの作品は別冊マガジンに連載中は隔月掲載であり、筆者は2か月に1度怯えながらもこの作品を読み、同じく連載されていた「ふらいんぐうぃっち」と「そんな未来はウソである」(ともにゆるふわ日常系マンガ)を読みながら平静を保ち、掲載期間を乗り切った思い出があります。