今回は、北朝鮮、中東情勢などを通じてより鮮明になった問題を専門家3人が徹底的に語りあう『新・日米安保論』をご紹介します。
トランプ政権の誕生で「日米安全保障体制」はどのようになるのでしょうか。
内容紹介
果たして日米地位協定に象徴される従属的なアメリカとの同盟関係を今後も重視する必要はあるのか?
尖閣問題、対テロ戦争、北朝鮮情勢など、激変する情勢下、日本の安全保障を、歴代内閣のご意見番であった元防衛官僚、武装解除のエキスパート、安全保障の専門家が徹底的に語り合う。避けては通れない国防の根本的な問題がここにある。
目次
はじめに 護憲派も改憲派も、戦争を他人事と捉えているという問題
第一章 トランプ大統領をどう捉えるか
第二章 尖閣問題で考える日米中関係
第三章 対テロ戦争と日本
第四章 北朝鮮への対応と核抑止力の行方
第五章 日米地位協定の歪みを正すことの意味
第六章 守るべき日本の国家像とは何か
結びにかえて 同盟というジレンマ
商品情報
新・日米安保論
著者 柳澤協二、伊勢崎賢治、加藤朗
5月17日(水)発売
定価:本体760円+税
ISBN 978-4-08-720884-9
http://shinsho.shueisha.co.jp/
著者プロフィール
栁澤協二(やなぎさわ きょうじ)
一九四六年生。元内閣官房副長官補・防衛庁運用局長。国際地政学研究所理事長。「自衛隊を活かす会」代表。東京大学法学部卒業。歴代内閣の安全保障・危機管理関係の実務を担当。著書に『亡国の集団的自衛権』(集英社新書)他多数。
伊勢崎賢治(いせざき けんじ)
一九五七年生。東京外国語大学大学院総合国際学研究院教授。早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。国連PKO幹部として東ティモール暫定行政府の県知事を務めシエラレオネ、アフガニスタンで武装解除を指揮。ジャズ・ミュージシャンとしても活動。
加藤朗(かとう あきら)
一九五一年生。防衛庁防衛研究所を経、桜美林大学リベラルアーツ学群教授及び国際学研究所所長。「自衛隊を活かす会」呼びかけ人。専門は国際政治学、安全保障論。早稲田大学政治経済学部卒業。著書に『日本の安全保障』(ちくま新書)他多数。