東大合格請負漫画[ドラゴン桜]で、非常に話題になった作家の作品株式投資学園漫画インベスターZの第4巻です。
本作は、「投資」をテーマに、主人公の中学生が投資を知り、実際にやっていくところから物語がはじまります。その第4巻。
アメリカに負けたくない。それだけです。
この第4巻の話にでてきて、びっくりしたのが、日本がWINDOWSよりはやく開発が進んでいた「TRON」というのが、でてきます。
はて、TRON??
IT業界にいながら、知りませんでした・・・
ということで、TRONを調べてみました。
トロンとは?
トロン( TRON : The Real-time Operating system Nucleus )は、理想的なコン ピュータアーキテクチャの構築を目的として、 1984 年に東京大学の坂村健博士によっ て開始されたプロジェクトである。
産業界と大学の協力のもとで、まったく新しいコン ピュータの体系の実現を目指している。トロンプロジェクトでは、コンピュータ体系の 再構築にあたって、近い将来に高度にコンピュータ化された社会 ―電脳社会― が来る ことを想定している。電脳社会においては、我々の日常生活を取り巻くあらゆる機器、 設備、道具にマイクロコンピュータが内蔵される。さらに、それらがコンピュータネッ トワークにより相互に接続されて、協調動作することにより、人間の活動を多様な側面 から支援する。
コンピュータが内蔵されネットワークに接続された機器を、インテリジェ ントオブジェクト、それらが接続され協調動作するシステム全体を超機能分散システム ( HFDS : Highly Functionally Distributed System )と呼ぶ。HFDS の実現は、 トロンプロジェクトのもっとも重要なゴールである。
出典:http://www.um.u-tokyo.ac.jp/DM_CD/DM_TECH/BTRON/PROJ/ABOUTTP.HTM坂村 健
坂村 健(さかむら けん、1951年[1]7月25日 – )は、日本の計算機科学者。東京大学教授。専門は電脳建築学[1]、計算機科学。工学博士(慶應義塾大学、1979年)。東京都出身。コンピューターアーキテクチャ「TRONプロジェクト」の提唱者でプロジェクトリーダー。 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/坂村 健
ちょっと調べてみると、坂村健さんは、変らずご活躍のようですね。
▼「社会は、技術だけでは変わらない」国産OS『TRON』を生んだ賢人、イノベーションを語る【連載:匠たちの視点-坂村健】
http://engineer.typemag.jp/article/dr-sakamura
組込みシステム向けのサブプロジェクトである『ITRON』と、その後継である『T-Kernel』によって制御される製品は、いまや自動車や家電製品にとどまらずデジカメや電子楽器、スマートフォンのような民生品にまでおよぶ。かつ、『はやぶさ』のような科学技術の粋を集めた小惑星探査機にも使われている。
▼世界が認めたTRON、世界に羽ばたくT-Kernel 坂村健氏と語る、これからの組込み
http://www.aps-web.jp/magazine/st/volume4/
と、TRON自体は新しい形(別の名前)「ITRON」や「T-Kernel」として活躍しているようです。俄然興味湧いてきました。もっと調べてみます。
あとは、気になる黒い記事もちらほら。都市伝説なのか、本当の話なのか・・・(・・・
米国政府からの圧力だった説
95年に「Windows95」が日本に上陸しパソコン市場を席巻し独占したわけだが、実はその当時、日本の多くのパソコンメーカーはOSとして「トロン」の採用を希望していたのである。 それがWindows95の独占的な採用になったのは、米国政府からの圧力だったのである。 即ち、米国政府からの 「スーパー301条」による報復関税や輸入制限の制裁措置をちらつかせた圧力に、当時の日本政府が屈した結果だったのである。 出典:http://blog.livedoor.jp/omttm202/archives/51462832.html
・・・に便乗したマイクロソフトや孫正義らによって正式にTRON普及計画は潰えたのであった
TRONの挫折
ディズニーは1982年にTRONという未来のコンピュータ像を示した映画を上映していたのだ。「TRONはディズニーの著作権物だから勝手に開発するんじゃない、消せ。」ということである。アメリカ政府をもびびらせるディズニーが相手では坂村も万事休す。これに便乗したマイクロソフトや孫正義らによって正式にTRON普及計画は潰えたのであった。(正確にはBTRONとよばれるものだけだというが)