二軒茶屋です。
久々に良本を見つけました!これは定価で買って良し!
伊集院静や北方謙三など、世の男性は「大人の男」に憧れますが、まさにそういったハードボイルドな方と渡り合ってきた、コラムニストでもある島地勝彦さんの著書がついに発売!
「Salon de SHIMAJI バーカウンターは人生の勉強机である」
バーテンもやっている島地さんと、客である各界の著名人たちとの対話が飾り気無く描かれているのですが、客も島地さんも発言がかっこいい!大人のキラーフレーズ(落とし文句)が随所にちりばめられていて、とても勉強になります。
島地さんは、私も愛読していたPenという雑誌の長年のコラムニストでありました。どうりで文才があるわけです。日本を代表する方です。
例えば、「知る悲しみは知らない悲しみよりも上質なのです」「一滴と書いて、ひとたらしと読みます」「女房の目に英雄無し」「作家は死んだ後も作品になるような生き方を貫かなければならんのだよ」などなど。
同じ笑い話でも、品のあるギャグと品の無い逆とでは大違い。大人のたしなみが随所にあふれてます。
後半は若干疲れますが、前半の勢いたるやすごいです。一気に読み進められます。