【あまちゃんより面白い!?】宮藤官九郎の隠れた名作2選

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宮藤官九郎と言えば、クドカンの愛称で知られ、ドラマ「あまちゃん」や「木更津キャッツアイ」などのメジャー作品の脚本家として有名ですが、非常に多くの作品に関わっています。

今回はそんな彼の隠れた(?)名作を紹介します。

 

マンハッタンラブストーリー

隠れた名作にふさわしく、平均視聴率が1桁台にも関わらず、第39回ザテレビジョンドラマアカデミー賞最優秀作品を受賞した異彩を放つ作品。

主人公の店長が、ほぼ心の声で会話する密室劇形式のドラマ。綿密に練られた展開で最後の落ちまで楽しめる作品。

キャストも小泉今日子や酒井若菜、森下愛子、尾美としのり、塚本高史、皆川猿時など出演し、クドカンファンにとってなじみのメンバーが勢ぞろいです。また、あの名子役、加藤清史郎が2歳で出演していたことも注目の一作です。

 

ロケット・ボーイ

宮藤官九郎の隠れた名作というより、隠れすぎた名作というべき作品。なぜならDVD化がされておらず、今となっては映像化が困難な作品だからです。

(唯一現存するのはドラマのノベライズのみ)主演の織田裕二が、病気休養となったアクシデントにもめげず、むしろそれを取り入れた展開で突き進んだ一作。小林と桜木や、チョロ松の店主と田中のやりとりなど、クドカン独自のテイストが随所にちりばめられており、じわじわ来る作品。また相棒がTVシリーズ化する前の作品ながら、鑑識の米沢でおなじみの六角精児氏が出ていたことも注目の一作です。