宮本武蔵を描いた作品BEST3

BIRDYが選ぶベスト3

剣豪「宮本武蔵」を描いた作品を3つ紹介します。

宮本武蔵って?

江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖。また、重要文化財指定の水墨画や工芸品を残している。天正12年(1584年)~正保2年5月19日(1645年6月13日)。

宮本武蔵 - 司馬遼太郎

内容(「BOOK」データベースより) 剣の道を極め、「兵法者」として頂点に立ちながらも、「軍学者」としての処遇を求め続け、野望と出世欲を捨て去れなかった宮本武蔵。才気溢れるゆえの自負と屈託、天才と紙一重の狂気など、その人物像を生い立ちから丹念に追い、新たな武蔵像を描き出した司馬文学の新境地。

バガボンド – 井上雄彦

内容紹介 剣に生き、鬼と化す――。土に生き、土に死す――。一世限りの孤独な鍛錬を、現世の剣に活かす武蔵と、後世の土へと託す秀作。理解し合えぬ二人の生き様は、か弱き稲の命を介し、やがて交叉し、予期せぬ実を心につけてゆく。

宮本武蔵 – 吉川英治

内容(「BOOK」データベースより) 屍ひしめく関ケ原で命からがら落ち延びた武蔵と又八。お甲・朱実母娘の世話になり一年後、武蔵はひとり故郷に戻るが、その身を追われ…。憎しみに任せ、次から次へと敵を打ち殺す野獣武蔵に対峙する、沢庵。殺めるためではなく護るための剣とは?一介の武弁が二天一流の開祖宮本武蔵に至るまで志を磨く道、ここに始まる。

まとめ

いかがでしたか?

最後に、宮本武蔵本人が、著した兵法書「五輪書」をご紹介します。

 

五輪書

商品説明
剣道の歴史において異色とされる宮本武蔵の二天一流は、次のような考えから生まれている。「太刀はひろき所にてふり、脇差はせばき所にてふる事、先ず道の本意也。此一流におゐて、長きにても勝ち、短きにても勝つ」。つまり宮本武蔵の革新は、勝つという1点をただ合理的につきつめたところにあることがわかる。

宮本武蔵が二天一流の奥義を記した本書は、勝つことにおいて何が理にかなうものであり、何がかなわないのかを説いている。構成は地水火風空の5巻からなり、「地之巻」では兵法や二天一流の概略を、「水之巻」では太刀筋や剣術の極意を、「火之巻」では実戦に勝つための要諦を、「風之巻」では他流派との比較を論じ、最後の「空之巻」では二天一流の到達した境地をまとめている。

圧巻は「目の玉うごかずして、両わきを見る事肝要也」などの、切り合う瞬間の動作を細かく記したところ。実戦の緊迫したシーンがここに浮かび上がってくる。また、「構はありて構はなきという利也」と言いきっているのもおもしろいところ。構えや太刀をどう振るかにとらわれず、ただ敵を切る心をもて、それが「理」だ、とするのだ。ここに宮本武蔵の真髄が見えてくる。

本書がビジネス書として読まれているのは、極限で平常心を保ち、相手を観察し、心理戦を制し、環境を利用し、先手を取る、といった奥義から多くのアイデアをくみ取ることができるからだ。(棚上 勉)

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