外資系証券マンの本棚(1)(論理力編)

マネー・金融・財務

二軒茶屋です。

「外資系証券マンの本棚」シリーズということで、専門分野だけではなく、教養の幅を広げる為にどのような本を普段読んでいるか、いくつかご紹介していきたいと考えています。証券マンだからといって金融の本ばかり読んでいるわけではなく、むしろ8割近くは全く関係のない分野の本を読んでいます(仕事しろという話ですが…)。

第一回は現在私の卓上本棚に並んでいる本の中から1冊ご紹介致します。

ご紹介するのは情熱大陸にも出演した弁護士が書いたこの一冊です。

 

プロの論理力! トップ弁護士に学ぶ、相手を納得させる技術

 

筆者は弁護士の荒井裕樹さんで、情熱大陸にも出演しています(仕事のときの感情の殺し方、仕事の緻密さに度肝を抜かれた)。

初版は2005年出版の本ですが、弁護士に限らず社会人全般に通じる論理力、どのように仕事を組み上げていくかがよくまとまっていると思います。

働き方に悩んだとき、一歩下がって鳥瞰的に自分の仕事、役割を捉え直したいときにお勧めです。

なお、荒井先生は現在、弁護士事務所を辞め、金融業界に従事しているとのこと。

やはり普遍的な教養を身につけておくことは大切ですね。

 (読書所要時間:50分)

【論理的交渉力を高める掟】

・徹底した情報収集
・実現可能な明確なゴールの設定
・コントロールできることを峻別しそれに集中する
・目標達成に必要な条件を列挙し潰していく
・入念な準備をし、こちらから行動を起こすこと(先手を取る)で主導権を得る
・感情的にならない
・交渉相手に感動を与えて納得させる(説得しない)