こんにちは。高橋ゼミのはるかです。
今回ご紹介する作品は『子どもに貧困を押しつける国・日本』という作品です。
この本について
私が紹介する本は光文社の「子どもに貧困を押し付ける国・日本」だ。著者は山野良一さんだ。山野さんは大学卒業後神奈川県庁に入庁し児童福祉相談所に勤務し、そのあとアメリカに行き児童保護局にインターンとして働いた。現在は「なくそう!子どもの貧困」という全国ネットワークを設立し、世話人になっている。
貧困とは
貧困の定義を説明できる人は少ないのではないだろうか。貧困とは大きく分かれて2つある。ひとつめは絶対的貧困だ。絶対的貧困とは、人として最低限の生活をも営むことができない状況のことを言う。ふたつめは相対的貧困だ。相対的貧困とは世帯の所得の中央値を下回っている人のことを言う。
内容
この本は貧困の中でも子供の貧困について書かれている。日本の子供の相対的貧困率は16.3%である。この数字を高いと思うか低いと思うか。実は16.3%は約6人に1人が貧困ということを示しています。人数でいうと325万人もの子供が貧困状態にいるのだ。貧困の悪循環。国の政策の問題点。また誰でも貧困になる可能性があること。貧困状態にいることの悪影響など貧困問題について深く書かれている。この本のいいところは、貧困の現状が数字や図を使ってわかりやすく説明されているところだ。貧困は他人事ではないことがわかる。ぜひ読んでみてはいかがだろうか。
BIRDY meets 高橋ゼミ
「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。
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