こんにちは。高橋ゼミのリナです。
今回ご紹介する作品は『マタハラ問題』という作品です。
皆さん、マタハラという言葉は知っていますか?
マタハラとは、「マタニティハラスメント」の略であり、働く女性が、妊娠、出産、育児をきっかけに会社で精神的や肉体的に嫌がらせを受けることです。
解雇や雇い止め、自主退職の強要、正社員からパートに変更、減給など様々な不当な扱いをされます。
この本は、著書である小酒部さやかさんのマタハラ被害の実体験や他12人の実体験がリアルに書かれています。
マタハラ被害は、3人に1人が被害を受けていて、第一子の妊娠を機に6割の人が会社を辞めています。
会社の上司からは、「妊娠は諦めろ」「入社して1年は結婚するな」「妊娠したなら会社辞めれば」「仕事と妊娠とるのは欲張り」と本当とは思えないぐらい心無い言葉ばかり浴びせられます。
日本は、未だに女性は家庭、男性は仕事と根強く残っていることが大きな問題でもあります。
その他にも著書が設立したマタハラNETの経緯やなぜマタハラが起こってしまうのかが書かれています。
マタハラは、私たち女性にとって大きな問題であり、日本の経済だけではなく、少子化も直撃する深刻な問題であると書かれています。これから、マタハラ被害者を出さないためにはどうするべきなのか考えさせられる本です。
女性だけではなく、男性上司にも読んでいただきたい本です。ぜひ読んでみてください。
BIRDY meets 高橋ゼミ
「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。
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