こんにちは。高橋ゼミのA.Kです。
今回ご紹介する作品は『若者の取扱説明書 「ゆとり世代」は、実は伸びる』という作品です。
「ゆとり世代」と呼ばれる最近の若者に対して、真面目だが消極的で覇気がないというマイナスイメージを持っている人は多いのではないか。しかし「ゆとり世代」は指導の仕方によっては驚くほど伸びるのだ。
著者は大学教授として若者の教育に長年携わっている。当初は彼らを目の当たりにし愕然としたこともあったそうだ。多くの若者と関わってきた著者によって編み出された指導が紹介されている。それは同調圧力を活用した「逆手指導ステップ」という方法だ。この方法は最近の若者の「自分だけ取り残されたくない」という気持ちをうまく使っている。大学生でいえば、皆が同じ課題を出され、それを皆の前で発表するという場合、必ずやってこなければならないし、学生は皆の前で恥をかきたくない、浮きたくないという気持ちが大きいため真面目にそのハードな課題をこなしてくるのだ。そして発表の上手い下手は別として必ず「褒めコメ」をすることで彼らに自信を持たせることが大切なのだ。
この方法を行うときは、明確な指示、期待感、褒めることが大事だと著者は言う。また、この方法は社会に出ても大いに通用するだろう。若者は指導が明確であればきちんとこなしてくるし褒められることで次も期待に応えようと思うため伸びる。この方法以外にもいくつか若者を指導する方法が紹介されている。
BIRDY meets 高橋ゼミ
「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。
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