【読了】インベスターZ 第4巻

東大合格請負漫画[ドラゴン桜]で、非常に話題になった作家の作品株式投資学園漫画インベスターZの第4巻です。

本作は、「投資」をテーマに、主人公の中学生が投資を知り、実際にやっていくところから物語がはじまります。その第4巻。

アメリカに負けたくない。それだけです。

この第4巻の話にでてきて、びっくりしたのが、日本がWINDOWSよりはやく開発が進んでいた「TRON」というのが、でてきます。

はて、TRON??

IT業界にいながら、知りませんでした・・・

 

ということで、TRONを調べてみました。

トロンとは?

トロン( TRON : The Real-time Operating system Nucleus )は、理想的なコン ピュータアーキテクチャの構築を目的として、 1984 年に東京大学の坂村健博士によっ て開始されたプロジェクトである。

産業界と大学の協力のもとで、まったく新しいコン ピュータの体系の実現を目指している。トロンプロジェクトでは、コンピュータ体系の 再構築にあたって、近い将来に高度にコンピュータ化された社会 ―電脳社会― が来る ことを想定している。電脳社会においては、我々の日常生活を取り巻くあらゆる機器、 設備、道具にマイクロコンピュータが内蔵される。さらに、それらがコンピュータネッ トワークにより相互に接続されて、協調動作することにより、人間の活動を多様な側面 から支援する。

コンピュータが内蔵されネットワークに接続された機器を、インテリジェ ントオブジェクト、それらが接続され協調動作するシステム全体を超機能分散システム ( HFDS : Highly Functionally Distributed System )と呼ぶ。HFDS の実現は、 トロンプロジェクトのもっとも重要なゴールである。
出典:http://www.um.u-tokyo.ac.jp/DM_CD/DM_TECH/BTRON/PROJ/ABOUTTP.HTM

坂村 健
坂村 健(さかむら けん、1951年[1]7月25日 – )は、日本の計算機科学者。東京大学教授。専門は電脳建築学[1]、計算機科学。工学博士(慶應義塾大学、1979年)。東京都出身。

コンピューターアーキテクチャ「TRONプロジェクト」の提唱者でプロジェクトリーダー。 出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/坂村 健

 

ちょっと調べてみると、坂村健さんは、変らずご活躍のようですね。

▼「社会は、技術だけでは変わらない」国産OS『TRON』を生んだ賢人、イノベーションを語る【連載:匠たちの視点-坂村健】
http://engineer.typemag.jp/article/dr-sakamura

組込みシステム向けのサブプロジェクトである『ITRON』と、その後継である『T-Kernel』によって制御される製品は、いまや自動車や家電製品にとどまらずデジカメや電子楽器、スマートフォンのような民生品にまでおよぶ。かつ、『はやぶさ』のような科学技術の粋を集めた小惑星探査機にも使われている。

▼世界が認めたTRON、世界に羽ばたくT-Kernel 坂村健氏と語る、これからの組込み
http://www.aps-web.jp/magazine/st/volume4/

と、TRON自体は新しい形(別の名前)「ITRON」や「T-Kernel」として活躍しているようです。俄然興味湧いてきました。もっと調べてみます。

あとは、気になる黒い記事もちらほら。都市伝説なのか、本当の話なのか・・・(・・・

米国政府からの圧力だった説

95年に「Windows95」が日本に上陸しパソコン市場を席巻し独占したわけだが、実はその当時、日本の多くのパソコンメーカーはOSとして「トロン」の採用を希望していたのである。 それがWindows95の独占的な採用になったのは、米国政府からの圧力だったのである。 即ち、米国政府からの 「スーパー301条」による報復関税や輸入制限の制裁措置をちらつかせた圧力に、当時の日本政府が屈した結果だったのである。 出典:http://blog.livedoor.jp/omttm202/archives/51462832.html

 

・・・に便乗したマイクロソフトや孫正義らによって正式にTRON普及計画は潰えたのであった

TRONの挫折

ディズニーは1982年にTRONという未来のコンピュータ像を示した映画を上映していたのだ。「TRONはディズニーの著作権物だから勝手に開発するんじゃない、消せ。」ということである。アメリカ政府をもびびらせるディズニーが相手では坂村も万事休す。これに便乗したマイクロソフトや孫正義らによって正式にTRON普及計画は潰えたのであった。(正確にはBTRONとよばれるものだけだというが)

出典:http://ansaikuropedia.org/wiki/坂村健

週刊てるゆき「3」開始

週刊といいつつ、不定期ブログ「週刊てるゆき」ですが新たに、バージョン3として、BIRDYサイトで行うことになりました。

 

主に、読んだ本や見た映画について、書いていきます。

 

あとは、その他、BIRDYサイト自体の活動についても書いていきます。

 

 

あの人のデビュー作を読もう~村上春樹・村上龍

二軒茶屋です。

本日は、日本で最も有名な「村上さん」のデビュー作をご紹介します。村上春樹さんの「風の歌を聴け」と村上龍さんの「限りなく透明に近いブルー」。
同時代に生きながら作風も全く異なるこの二名のデビュー作を、いま再読するのはいかがでしょうか。昔読んだという方も今大人になって読み直すと印象が変わってくるかもしれません。

私も中学時代にこの二冊を読んで、相容れぬ両極端な内容にもかかわらず、ずきゅんと撃ちぬかれてしまい、人生が180度変わりました(特に龍さんの方は衝撃的でした)

 

風の歌を聴け

 あらすじは可能な限り最低限にさせて頂きます。というのもこの小説はある意味キャンパスのように無地で、見る人によってどのようにも解釈できる作品だからです。

私も一度目に読んだときは、結局なんだったんだ!という感覚に教われました。

主な登場人物も3人。男性x男性x女性。女性を取り合うわけでもなく、何か事件が起きるわけでもなく、淡々とこの三人が過ごしたある短い期間の出来事が描写されるだけ。

村上春樹さんの特徴ではあるのですが、肝の部分は全部かかないんですね。その部分は読者が埋めなければいけない。ただその過程で、私小説が生まれるのではないかと思います。

無地だからこそ、今の自分の感情や考え方が如実に感想に反映されると思うので、なにか調子が悪い、といったときに読むと自分自身を見つめる為の鏡として有用かもしれません。自分色に染めてください。

 

限りなく透明に近いブルー

 ある意味「風の歌を聴け」とは真逆の内容かもしれません。これでもかと言うほどに過激な事件、描写があふれ、読むものを圧倒します。

ただその暴力的な描写の中でも唯一、リュウという主人公はまるで人形のように感情もなにも無い自分物として描かれています。

米軍基地を舞台に倫理観や道徳を一切排除した中で、欲望のままに生きる人々の織り成す物語。SEXや暴力といった描写も多い一方で、根底に流れるものは人間としての究極的な「問い」。

私も初めて読んだときに、「こういう世界、感覚もあるのか!」と一つの壁を乗り越えたような気がしました。
大人になって読むとまた違った捉え方が出来るのかもしれません。

決まりきったルールに縛られることに抵抗を感じている人には、反抗のきっかけ、自分の置かれている状況を見直し、ブレイクスルーするためのきっかけとなるかもしれません。

しかし全く真逆の文体でデビューした二人の作家が、その後の作品でどのように変化していったのか。

デビュー作を読んで頂くことで新しい一面が見えてくるかもしれません。是非二冊続けて読んで頂くことをお勧めいたします!

 

 

 

宮本武蔵を描いた作品BEST3

剣豪「宮本武蔵」を描いた作品を3つ紹介します。

宮本武蔵って?

江戸時代初期の剣術家、兵法家。二刀を用いる二天一流兵法の開祖。また、重要文化財指定の水墨画や工芸品を残している。天正12年(1584年)~正保2年5月19日(1645年6月13日)。

宮本武蔵 - 司馬遼太郎

内容(「BOOK」データベースより) 剣の道を極め、「兵法者」として頂点に立ちながらも、「軍学者」としての処遇を求め続け、野望と出世欲を捨て去れなかった宮本武蔵。才気溢れるゆえの自負と屈託、天才と紙一重の狂気など、その人物像を生い立ちから丹念に追い、新たな武蔵像を描き出した司馬文学の新境地。

バガボンド – 井上雄彦

内容紹介 剣に生き、鬼と化す――。土に生き、土に死す――。一世限りの孤独な鍛錬を、現世の剣に活かす武蔵と、後世の土へと託す秀作。理解し合えぬ二人の生き様は、か弱き稲の命を介し、やがて交叉し、予期せぬ実を心につけてゆく。

宮本武蔵 – 吉川英治

内容(「BOOK」データベースより) 屍ひしめく関ケ原で命からがら落ち延びた武蔵と又八。お甲・朱実母娘の世話になり一年後、武蔵はひとり故郷に戻るが、その身を追われ…。憎しみに任せ、次から次へと敵を打ち殺す野獣武蔵に対峙する、沢庵。殺めるためではなく護るための剣とは?一介の武弁が二天一流の開祖宮本武蔵に至るまで志を磨く道、ここに始まる。

まとめ

いかがでしたか?

最後に、宮本武蔵本人が、著した兵法書「五輪書」をご紹介します。

 

五輪書

商品説明
剣道の歴史において異色とされる宮本武蔵の二天一流は、次のような考えから生まれている。「太刀はひろき所にてふり、脇差はせばき所にてふる事、先ず道の本意也。此一流におゐて、長きにても勝ち、短きにても勝つ」。つまり宮本武蔵の革新は、勝つという1点をただ合理的につきつめたところにあることがわかる。

宮本武蔵が二天一流の奥義を記した本書は、勝つことにおいて何が理にかなうものであり、何がかなわないのかを説いている。構成は地水火風空の5巻からなり、「地之巻」では兵法や二天一流の概略を、「水之巻」では太刀筋や剣術の極意を、「火之巻」では実戦に勝つための要諦を、「風之巻」では他流派との比較を論じ、最後の「空之巻」では二天一流の到達した境地をまとめている。

圧巻は「目の玉うごかずして、両わきを見る事肝要也」などの、切り合う瞬間の動作を細かく記したところ。実戦の緊迫したシーンがここに浮かび上がってくる。また、「構はありて構はなきという利也」と言いきっているのもおもしろいところ。構えや太刀をどう振るかにとらわれず、ただ敵を切る心をもて、それが「理」だ、とするのだ。ここに宮本武蔵の真髄が見えてくる。

本書がビジネス書として読まれているのは、極限で平常心を保ち、相手を観察し、心理戦を制し、環境を利用し、先手を取る、といった奥義から多くのアイデアをくみ取ることができるからだ。(棚上 勉)

読書会「東京Cafe読書会」-「読書会は、現在、私たちが仕事で直面している、スキルアップ上の課題を解決する理想的な教育になる。」

池袋のカフェに本を持ち寄って開催している、初めての方でも参加でしやすい読書会「東京Cafe読書会」のご紹介です。

http://www.dokushokai.com/

 

東京Cafe読書会の使命

東京Cafe読書会の使命は、 向上心のある人たちが高め合える場所を提供すること、 これから10年、活躍し続けるための知識と知恵を磨くこと、 そして、皆さんに楽しく交流していただくことです!
出典:http://www.dokushokai.com/

 

読書会の位置づけ

habits 出典:http://dokushokai.com/about/

文学女子のすゝめ〜宮沢賢治(3)〜

文学は難しい?? そんなことありません!!!

美しい言葉・胸を刺す心理描写…等は心に訴え、頭というよりは、感覚で読まされるものだと私は思っています。

そこで、「文学女子のすゝめ」は、名作に紡がれた言葉や内容を紹介してゆきます。

今回も引き続き、宮沢賢治の作品を☆

読んでいると音楽が聞こえてくる♪成長の物語

 

おれは怒ったんじゃなかったんだ〜セロ弾きのゴーシュ〜

ゴーシュはプロの楽団でのチェロ奏者。

楽団は10日後に行われる町の演奏会に向けて練習を続けていたが、あまりにゴーシュが下手なためにいつも楽長に厳しく叱咤される。

楽長からの指摘は、「リズムが悪い」「音程が合っていない」「感情が出ない」皆の足を引っ張っていた。

そんなゴーシュが自宅で練習していたら、訪れた動物たちによって気がつき成長をし、演奏だけでなくソロアンコールも成功させるというお話。

 

ゴーシュは動物達によって何を得たのか?

4日間の間にゴーシュの元に訪れた4匹の動物達、個々に理由を付けてゴーシュに演奏の依頼をします。その経験からゴーシュは何を得たのでしょうか?

初日の猫は、とても生意気で、ゴーシュを激怒させました。その状態でチェロを弾いた事によって、感情のこもった音を出せるようになりました。

2日目の鳥は、音階を習うために来ました。その反復練習を行う中で、自らの音程の狂いを自覚し、基礎練習の重要さを感じます。

3日目の狸は、リズムがずれる原因(ゴーシュの楽器の特性)を教え、謙虚に受け止めます。

4日目のネズミの母子によって、自分の演奏が人知れず役立っていると教えられ、自信を持ちます。ゴーシュは小心者でしたが、この自信によって大観衆を前に怒りをぶつける度胸を獲得したようです。

楽長に指摘をされた、「リズム」「音程」「感情」の3つが改善された結果、ゴーシュの演奏は聴衆の心を動かした。ゴーシュは楽長から褒められて初めて自分の上達を知り、動物達から恩恵を受けていたことに気づいたのです。

 

謝罪の謎

最後にゴーシュはカッコウに謝罪をしますが、なぜ猫には謝らずカッコウだけに謝罪をしたのでしょう?

それは、「単に賢治が猫嫌いだったから」という説や、「猫を虐め過ぎると二度と帰ってこなくなる、謝罪でめでたしとならない生き物であることを賢治はよく知っていた」という説、「最後のせりふは回想であり謝罪ではなかった」という説など様々な議論があります。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/セロ弾きのゴーシュ

 

セロってどんな楽器?

セロとは、チェロという弦楽器です。

チェロの英名は”Cello”です。

チェロはもちろん、外来語は日本に定着するまでにいろいろな名称になることがあります。

戦前はチェロよりもセロと呼ぶことが多いそうです。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/チェロ

 

時代背景

童話なので、特に時代設定はされていませんが、19世紀末以降ではないかと考えられます。

ゴーシュが務める”活動写真館”は今でいう映画館です。

映画館で演奏?ってどういうことかというと、その時の映画はサイレント映画で音がなかったのです。

なので、盛り上げるためのBGMに生演奏が必要だったそうです。

今だと映画を見ながら生演奏って贅沢な感じがしますね。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/活動写真

 

ちりばめられた作者の想い〜ゴーシュの由来〜

主人公のゴーシュという名前。聞き慣れない名前ではないでしょうか?

ゴーシュとはフランス語で”左”ですが、”左利き””不器用”も意味します。

なので、下手なセロ弾きという名前にぴったりな名前をつけたと言われています。

(他にフランス語の「カッコウ」、チェロの擬音という説もあり)

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/セロ弾きのゴーシュ

 

第六交響曲

読んでいると音楽が聞こえてきそうなこの作品。

でも、実際に存在しない曲や詳細が書かれていないために特定ができない曲ばかりです。

賢治が最後まで所有していたSPレコードの中にベートーヴェンの交響曲第6番「田園」があったこと等から、アニメ化の際には「田園」が用いられました。

※ちなみにこのSPはハンス・プフィッツナー指揮、ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団による録音で、現在もCDで入手可能だそうです。

参考:http://ja.wikipedia.org/wiki/セロ弾きのゴーシュ

ちょっと本は苦手という方も、アニメから見てみてみてはいかがでしょうか?

高畑勲監督のジブリ作品として出されています♪

 

【日本も対岸の火事ではない?】パンデミックを描いた映画3選

ウィルス・細菌による「パンデミック」を描いた映画を3つご紹介します。 パンデミックものでは、ゾンビ映画が多いのですが、それ以外のもので3つ取り上げました。

パンデミックとは?

アウトブレイク

内容紹介

人類絶望の危機、それは一匹の猿から始まった。

アフリカ・モタバ川流域。 正体不明のウイルスに感染し、皮膚が腫れ体中の穴という穴から出血して死んでいく無数の住民たち…。 現地調査に赴いたアメリカ軍医学研究所のリーダー、サム・ダニエルズは軍に警戒態勢を進言するが却下されてしまう。 しかしその後、同じ症状の患者がカリフォルニアに出現。 爆発的な速度で蔓廷する殺人ウイルスは一気に全米をパニックに陥れた!

軍の命令で研究から外され、独自に感染原因を調査していたサムは、やがて軍の極秘血清にたどり着く。 なぜ新種のウイルスの血清が存在するのか?疑惑が深まる中、全米破滅へのカウントダウンとともに、恐るべき謀略が次第に明らかになっていく!

「レインマン」のダスティン・ホフマン主演。 「逃亡者」のアーノルド・コペルソンと「ザ・シークレット・サービス」のウォルフガング・ペーターゼンが共同プロデュースするパニック・アクション超大作!

コンテイジョン

内容(「Oricon」データベースより)

謎のウイルス感染が発生し、驚異的なスピードで全世界へ広がっていった。米国疾病対策センターは危険を承知でドクターを感染地区へ送り込み、世界保健機関がウイルスの起源を突き止めようとする中、ある過激なジャーナリストの発言が人々の恐怖を煽り、社会は崩壊していく。はたして人々が選んだ決断とは?「WARNER THE BEST ¥1,500」対象商品。

 

28日後・28週後(ゾンビ映画のオマージュ?)

内容(「Oricon」データベースより)

『トレインスポッティング』のダニー・ボイル監督が放つ新感覚バイオ系サバイバル・ホラー『28日後…』とその続編作『28週後…』をセットにしたダブルパック!初回限定生産。

【海で働く】日本の海を守る人たちを描いたマンガ3選

島国日本は、領海及び排他的経済水域の面積は領土面積(約38万平方km)の約12倍(約447万平方km)もあるのを知っていましたか?

今回は、そんな日本の大事な国土を守り、海の事故に対処する「海上保安庁」の職員の方々を描いたマンガをご紹介します。

海上保安庁

海上における人命および財産の保護ならびに法律違反の予防、捜査および鎮圧を目的とする日本の行政機関。国土交通省の外局。
▼海上保安庁ウェブサイト:http://www.kaiho.mlit.go.jp/

海上保安官って?

海上保安官は、海上保安庁の職員のうち、法令の海上における励行、海難救助、海洋汚染等の防止、海上における犯罪の予防及び鎖圧、海上における犯人の捜査及び逮捕、海上における船舶交通に関する規制、水路、航路標識に関する事務その他海上の安全の確保に関する事務並びにこれらに附帯する事項に関する事務を行う職員を指して云う(海上保安庁法第2条、第14条)とされ、一般職の国家公務員。海上保安庁法では法執行の職員として「海上保安官」と「海上保安官補」が指定されている。
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/海上保安官

潜水士って?

潜水士(せんすいし)とは、潜水用具を装着して海・湖沼などの水中・水底において何らかの作業をする者を指す職名である。潜水夫(せんすいふ)ともいう。潜水に関する資格を持ち労務作業に従事する者を指すことが多いが、当該資格を持たず趣味などの目的で潜水する者(ダイバー)を指すこともある。日本においては労働安全衛生法に規定された国家資格(免許)の呼称でもあり、この場合、潜水士免許試験に合格し、免許を交付された者をいう。

また、海上自衛隊(後述)及び海上保安庁の職域の一つ(後述)としてもこの呼称が用いられる。
出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/潜水士

海猿

海上保安官である仙崎大輔を主人公として、海難救助を中心とした海上保安官の活躍を描いた作品。ドラマ化・映画化されている。

 

トッキュー!!

海上保安庁羽田特殊救難基地がモデル。作画は、モテキの作者!

 

ダンナは海上保安官

海上保安庁の職員を旦那さんにもつ漫画家ヨメが海保夫との生活を描いた作品。

 

参考資料

▼海上保安庁パンフレット http://www.kaiho.mlit.go.jp/jpam.pdf

文学女子のすゝめ〜宮沢賢治(2)〜

文学は難しい?? そんなことありません!!!

美しい言葉・胸を刺す心理描写…等は心に訴え、頭というよりは、感覚で読まされるものだと私は思っています。

そこで、「文学女子のすゝめ」は、名作に紡がれた言葉や内容を紹介してゆきます。

今回は引き続き、宮沢賢治の作品を☆

ちょっと不気味な…でもつい笑ってしまう(私だけ??)超有名料理店へ〜

RESTAURANT WILD CAT〜注文の多い料理店〜

オチを知っている方が多いこの作品(笑)
オチを知ってても作品の世界に引込まれてゆきます。

小さい頃に読んだ時は、不気味な話だなぁというのが率直な感想で
なんて2人の男に、早くおかしいと気づきなさいよ!なーんてハラハラしながらページをめくっていました。

でも、今読むと皮肉さにフフっと笑ってしまうから不思議。

人が持つ自己顕示欲と卑しさ(自分の良い方向へ解釈をするとか)。

でも、顕示するものを失ったとたんに自分の本質(作中では紙くずのようにクシャクシャになったままの顔)が露呈し、もう隠せなくなる。

また、自らが見捨てたもの(自然)に救われるのも皮肉めいている。

というのが今の私の感想ですが、全く違う解釈をされる方も多いと思います。
この童話を通して宮沢賢治が伝えたかったことは何なのでしょうか??

 

発刊当時(1924年)の広告ちらし

宮沢賢治は、広告ちらし内で注文の多い料理店について以下ように書いています。

二人の青年紳士が猟に出て路を迷ひ「注文の多い料理店」に入りその途方もない経営者から却つて注文されてゐたはなし。糧に乏しい村のこどもらが都会文明と放恣な階級とに対する止むに止まれない反感です。

出典:http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43733_17907.html

農村は貧困にあえぐ弱者であり、都会は贅沢さを纏う強者という反感の…話?

えぇ!そんな話だったの!?
この作品は、表面的な自分勝手な都会文化への批評精神で書かれているようです。

大赤字?出版の裏話

本書の出版は賢治のほか、発行人となっている近森、および近森の出版業を手伝っていた及川四郎の3人で進められた。近森は農業の実用書を刊行してある程度の成功を収めており、その利益をつぎ込む形で親交のあった賢治の童話を刊行しようという話になった。

『注文の多い料理店』という書名は及川が強く推したのに対し、他の2名は当初「飲食店を対象とした商業テキストと誤解されるのではないか」という理由でためらったと、及川は後に記している。この懸念は不幸にも的中することとなった。また、「東京光原社」という版元の名前は賢治の命名といわれる。この間、近森の資金繰りが悪化したことから、最終的に賢治は刊行された本のうち200部を自費で買い取っている。

定価が1円60銭と比較的高価だったためもあり、ほとんどが売れ残った(当時の映画入場料は30銭ほど)という。

及川は売れ残った本を、近所の子どもたちにかけっこをさせて順位に関係なく配ったりした。

出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/注文の多い料理店

ただ読むだけでなく、作者の心境や時代背景等を改めて調べてみて読んでみるのもより作品の中に入り込める感じがして面白いですよ♪

ぜひ、改めて料理店へ足を運んではいかがでしょうか?

青空文庫:http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/43754_17659.html

文学女子のすゝめ〜宮沢賢治(1)〜

文学は難しい?? そんなことありません!!!

たしかに、言い回しや描写等が小難しく感じられるかもしれません。

でも、美しい言葉・胸を刺す心理描写…等は心に訴え、頭というよりは、感覚で読まされるものだと私は思っています。

ということで、「文学女子のすゝめ」と題し、名作に紡がれた言葉や内容を紹介してゆきます。

今回は、宮沢賢治の作品から「やまなし」をご紹介します。

2枚の青い幻灯〜やまなし〜

小学校の教科書に載っていることもあり、ご存知の方が多いこの作品。

主人公は蟹の兄弟で、蟹達は”クラムボン””イサド”等の不思議な言葉を話しています。

”クラムボン”は何?という疑問は尽きないようで、現代でも論じられていますが、ここで話す話題でもないので割愛しますww

でも、小学校の時に読んで、大人になっても覚えられているって不思議じゃないですか?

そこが「やまなし」の凄いところ、魅力の現れだと思います。

蟹の兄弟の言葉は、素直に見たものを擬音語を織り交ぜながら話し、恐怖も楽しさも伝わってきます。(めっちゃ可愛い)

また、風景描写に色・形・擬音語・カワセミ・やまなしが効果的に使われていて、一見すると意味が分からない文章なのに、読み始めるともう読者は川の中です(笑)

その中でも私が好きな言葉は「月光の虹がもかもか集まりました」という、川に落ちてきたやまなしが木の枝にひっかかって止まったその上を表した文章です。めっちゃ幻想的☆

ちなみにこのやまなしは、約2日後に川底(蟹達の地面)へ沈み、ひとりでに美味しいお酒になるとの蟹父情報。お…美味しそう…

読めば読むほどに引込まれていくこの作品。

色々な見方ができるのも世代を超えて読まれる理由なのかもですね。

気になった方は読み返してみて下さい^^

子どもの頃とは違った見方ができるかもしれませんよ☆

青空文庫 http://www.aozora.gr.jp/cards/000081/files/46605_31178.html

 

宮沢賢治のプロフィール

宮沢賢治 Kenji Miyazawa(1896~1933)

岩手県花巻市生まれ。生家は古着・質商。盛岡の高等農林学校在学中に詩や散文の習作を始める。日蓮宗に深く帰依し、一時上京をして布教生活を送る。帰郷後は農林学校で教えつつ多くの詩や童話を書く。やがて農林学校を退職、「羅須地人協会」をつくり、農民への献身の生活に入った。生前はほとんど無名のままに死去。病状のなかで手帳に綴ったのが「雨ニモマケズ」の詩。

出典:http://www.chikumashobo.co.jp/product/9784480102034/

広く作品世界を覆っているのは、作者みずからの裕福な出自と、郷土の農民の悲惨な境遇との対比が生んだ贖罪感や自己犠牲精神である。また幼い頃から親しんだ仏教も強い影響を与えている。

特筆すべきは作者の特異で旺盛な自然との交感力である。それは作品に極めて個性的な魅力を与えた。賢治作品の持つ圧倒的魅力はこの天性を抜きには説明できない。

童話作品においては擬声語(オノマトペ)を多用し、作品によっては韻文にも近いリズム感を持った文体を使用したことも大きな特徴である。

出典:http://ja.wikipedia.org/wiki/宮沢賢治

 

大人にこそ読んでほしい、グッとくる絵本5冊

「仕事に人付き合い、もう疲れた……」「家事に追われて何も考えられない……」

 

そんなため息ばかりついていませんか?

 

いつも立派な大人でいられる人はごくわずか。ビジネス書や自己啓発本を読むのも素敵ですが、疲れた時には童心に返るつもりで絵本を開いてみることをおすすめします。ここでは、疲れをじんわり癒してくれる、優しくも心に残る絵本を5冊ご紹介。友人や大切な人へのプレゼントにもどうぞ。

 

大人も楽しめるしかけ絵本『きりのなかのサーカス』

イタリアのアーティスト、ブルーノ・ムナーリによるしかけ絵本、『きりのなかのサーカス』。

第一線で活躍するデザイナー・渡邉良重さん(キギ)も東京ミッドタウン「本・ことば・デザイン」展で推薦していました。物語はトレーシングペーパーに印刷されており、遠くの景色が霧の向こうに見えるようです。ページをめくる前後でがらりと変わる場面展開に、童心を思い出してわくわくしてみませんか?

本棚にあっても恥ずかしくない、おしゃれで楽しい絵本です。

 

がんばれなくなったら『はやくはやくっていわないで』

漫画家でありエッセイストの益田ミリさんによる『はやくはやくっていわないで』は、益田ミリさんご本人の体験がきっかけで書かれたそう。

「一番最後に並んでえらかったな」という先生の言葉は大人になっても忘れられずにいるといいます。絵本では小さな汽船が主人公。飲み込まれそうな大海原で心細くなる汽船の心情にそっと寄り添いたくなります。

なんでうまくいかないんだろう、と自信を失いそうになったら開いてほしい一冊。

 

星野源の歌詞を読むフォトブック『ばらばら』

ミュージシャン・俳優の星野源さんが書いた6曲に平野太呂さんの写真を添えたフォトブック。

何気ない言葉で核心を突く星野さんの歌詞は、改めて文字に起こして読むとはっとさせられます。日常の一隅をそっと掬い取るような平野さんの風景写真も美しく、まさに大人の絵本。

弾き語りCDも付いているので、おやすみ前にCDを聴きながらページをめくるのがおすすめ。

 

生と死を見つめ静かに押し寄せる感動『かないくん』

谷川俊太郎さんといえば今や日本で最も知られている詩人の一人。

若いアーティストと次々にコラボを試みる谷川さんが出会ったのは『鉄コン筋クリート』『ピンポン』などでおなじみの漫画家松本大洋でした。クラスメイトの死を回想するおじいちゃんと、おじいちゃんの最期を重ねて見つめる私。

丁寧に選ばれた言葉と繊細な絵、ページをめくるたび悲しみとも違う感情が静かに押し寄せます。

 

言葉がなくとも伝わる名作『The Snowman』

誰もが一度は見たことのある『スノーマン』、絵本を読んだことはありますか?

実はこの本、洋書ではありますが本文が一文字もありません。イラストだけで淡々と進行するストーリーは、無音なのに少年の楽しそうな笑い声が聞こえてくるよう。だからこそ、エンディングの一コマがずしんと響くのです。この本が世界共通で愛されるのも頷けます。

クリスマスプレゼントにも最適の、長く手元に置いておきたくなる絵本です。

 

最後に

最近ではあえて大人向けに描かれた絵本も多く出版されています。限られた字数の中で語られる物語は、時に長い長い小説よりもダイレクトに胸に届くはず。読書の秋、今のあなたにぴったりの絵本を見つけてみてはいかがでしょうか?

外資系証券マンの本棚(5)(教養としての音楽編)

二軒茶屋です。

最近「オトタビ」という番組を良く見るのですが、歌手の人に30分フォーカスを当てるような番組ってなかなか無いですよね(昔やってた「みゅーじん」くらいでしょうか)。

「オトタビ」は歌手の人の思い出の場所を巡って、その人にまつわる音(電車の音とか)を紹介していく番組なのですが、見ていて新鮮な感覚を覚えます。なぜ「新鮮」なのかと考えてみると、普段音楽を聴いているときに歌手の人がどんな思いで作ったかとかを全く考えていないからかなと思うわけです。

そもそも音楽は誰のためにあるものか、というと難しく聞こえますが、聴く人にとっては聴く人だと思います。だから僕も聴き手として好きなように曲を解釈し、勝手に自分の思い出に結び付けたりして、結局自分の曲にしてしまいます。

逆に音楽家は誰かのために作ることもあるでしょうが、基本的には自分の為、何かを伝えたいからなんでしょうね。その意味では、好きな曲に「出会った」とき、そのひとは無意識に音楽家のメッセージに「共感」しているのではないでしょうか。

本日ご紹介するのは、そんな「無意識」の共感を少し「意識的なもの」にするため本です。

 

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