こんにちは。高橋ゼミのあさひです。
今回私がご紹介する本は、有川浩さんの「クジラの彼」です。
この作品は、全部で6つの短編で構成されている恋愛小説です。
私がこの小説を読んで一番興味深いと感じた点は、収録されている6つの短編全てが、自衛隊員たちの恋愛模様について描かれているという点です。偏に自衛隊と言っても、陸、海、空など部隊は様々であり、それぞれの部隊ならではの恋愛事情や恋 愛をするにあたっての障害についても、とてもリアルに表現されています。
また、この小説の作者の有川浩さんが大の自衛隊好きであるため、事前取材も事細か に行われており、自衛隊についての細かい解説が本書の随所に散りばめられています。
恋愛小説を楽しみながら、自衛隊のあるべき姿や今後についても考察する ことができるので、正に一石二鳥な作品です。他にも、有川浩さんの代表作、「空の中」や「海の底」に登場する人物たちの恋愛模様も描かれているので、有川 浩さんの他の作品と同時に読んでも楽しむことができます。
私は初めこの作品を読み終えた時、激しい胸の高鳴りを感じ、私自身もこの小説の登 場人物のような恋をしてみたいと強く思いました。世の女性なら一度は憧れるような禁断の恋や、甘酸っぱさの残る微笑ましい恋愛など、どの短編も胸がキュン とするようなものばかりなので、恋愛小説を読みたくなった際には、是非一度読んでみてください。
『「自分」の壁』(養老 孟司) 内容紹介
「自分探し」なんてムダなこと。「本当の自分」を探すよりも、「本物の自信」を育てたほうがいい。脳、人生、医療、死、情報、仕事など、あらゆるテーマに ついて、頭の中にある「壁」を超えたときに、新たな思考の次元が見えてくる。「自分とは地図の中の矢印である」「自分以外の存在を意識せよ」「仕事とは厄 介な状況ごと背負うこと」――『バカの壁』から十一年、最初から最後まで目からウロコの指摘が詰まった一冊。
BIRDY meets 高橋ゼミ
「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。
この記事に関するお問合せは、BIRDYお問合せページにてご連絡ください。