『何もかも憂鬱な夜に』(中村文則)-高橋ゼミ・ブクログ 2016 3/27 「高橋ゼミ」ブクログ 2016年3月29日 こんにちは。高橋ゼミのミキです。 今回ご紹介する本は、中村文則さんの「何もかも憂鬱な夜に」です。 何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫) 目次あらすじ 感想書籍情報BIRDY meets 高橋ゼミあらすじ 施設で育った刑務官の「僕」が主人公。二十歳の死刑囚・山井を担当している。山井は一週間後に迫る控訴期限が過ぎれば死刑が確定してしまうにもかかわらず、かたくなに行動には移らない。どこか自分と似たところのある山井に「僕」は苛立ちを覚え始める。 「僕」の生と死に対する考えや、大きく揺れ動く不安定な心、死刑制度について描いた作品である。 感想 芥川賞受賞作家の中村文則さんが書いた小説である。決してページ数の多い作品ではないが、簡単には理解することのできないようなそんな作品であった。刑務官という仕事について事細かに描かれていて、読んでいて胸が苦しくなるような場面も多く、なかなか読み進めることが出来なかった。死刑制度について、この本を読んで気づかされることもあり、改めて制度について考えさせられた。全体的に暗く重たい内容ではあるが、最後には一筋の光が差すような作品である。 主人公が、施設長や上司からかけられる言葉の数々は私の胸に強く突き刺さるものが多く、不安な気持ちが救われたように思う。きっと、理由はわからないけれど、どこかモヤモヤしていた気持ちを楽にしてくれるような言葉に出会えるはずである。この主人公が支えてくれる人の存在があったからこそ生きてこられたように、自分も周りの人を大切にしようと思わせてくれた。 解説をピースの又吉さんが書いているのでそれを読むのも楽しみの一つだと思う。 (文:ミキ) 書籍情報 何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫) 内容紹介 内容紹介 元OLが営業の仕事で鍛えた話術を活かし、ルイーズ吉田という名前の占い師に転身。ショッピングセンターの片隅で、悩みを抱える人の背中を押す。父と母の どちらを選ぶべき?という小学生男子や、占いが何度外れても訪れる女子高生、物事のおしまいが見えるという青年…。じんわり優しく温かい著者の世界が詰 まった一冊。 BIRDY meets 高橋ゼミ 「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。 この記事に関するお問合せは、BIRDYお問合せページにてご連絡ください。 「高橋ゼミ」ブクログ 中村文則 死刑制度 芥川賞受賞作家 跡見学園女子大学 よかったらシェアしてね! URLをコピーしました! URLをコピーしました! 『強運の持ち主』(瀬尾 まいこ)-高橋ゼミ・ブクログ 2016年版「住みたい田舎」ベストランキング発表!『田舎暮らしの本』 この記事を書いた人 高橋ゼミ(跡見学園女子大学マネジメント学部マネジメント学科) ▼2年実践ゼミナール 「働く女性と法ゼミ」 時事問題や女性を取り巻く法と会社法を学ぶ。 全員2週間のアカデミック・インターンシップを体験 インターンシップ先は、議員事務所、区役所、一般企業等。 ▼3.4年展開ゼミナール「企業法ゼミ」 会社法と金融商品取引法を学ぶ。 判例研究や、論文の輪読など。 (ゼミ員数 2年~4年、各学年15名前後) 関連記事 『スマホ廃人』(石川結貴) 2019年8月11日 『金正恩 恐怖と不条理の統治構造』(朴斗鎮) 2019年8月9日 『ブラック職場 ~過ちはなぜ繰り返されるのか~』 (笹山尚人) 2019年8月6日 『定年後 50歳からの生き方、終わり方』(楠木新) 2019年8月6日 『マタハラ問題』(小酒部さやか) 2019年8月5日 『ストーカー – 「普通の人」がなぜ豹変するのか』(小早川明子) 2019年8月4日 『子どもに貧困を押しつける国・日本』(山野良一) 2019年8月4日 『若者の取扱説明書 「ゆとり世代」は、実は伸びる』(齋藤孝) 2019年8月3日 コメント コメントする コメントをキャンセルコメント ※ 名前 メール サイト 次回のコメントで使用するためブラウザーに自分の名前、メールアドレス、サイトを保存する。
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