こんにちは。高橋ゼミのMNです。
今回ご紹介する作品は『家事労働ハラスメント-生きづらさの根にあるもの』という作品です。
この本を選んだ理由は、祖母が交通事故に合い1か月入院することになったとき休業損害として1日5700円支払われたことが印象に残り、なぜ1日5700円支払われる家事労働が日常では対価はいらないものと考えられているのか疑問に思ったからです。
この本は、誰もが必要とする「暮らしの営み」のはずの家事労働がなぜ正当に評価されないのか、不正当な分配がいかに生きづらさや貧困を招きよせていくか。家事労働ハラスメントの困難から抜け出す道を内外に探る話です。
著者である竹信三恵子さんが、家事を引き受けるべき性とされている女性だから女性の権利をするものではなく、客観駅な視点で書かれているところが良いと感じました。女性が社会で活躍するためには、本書のように現在の女性活用においてほとんど見て見ぬふりをされている、家事労働を誰がどう負担してくのかという問題について正面から問いたす必要があると思います。
家事労働ハラスメントは多くの人に関係があることです。しかし、家事労働ハラスメントという言葉は聞いたことはあっても、実際よく知らない人もいると思います。本書を読めば家事労働ハラスメントに対する理解が深まり、今までとは違う考え方も出てくるかもしれません。ぜひ読んでみてください。
BIRDY meets 高橋ゼミ
「BIRDY」コラボーレーション・ブクログとして、跡見学園女子大学の高橋ゼミのブクログ情報を提供いただき、掲載しています。
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